お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。
メルセデスベンツ1年点検時に代車として借用した…
「メルセデスベンツC180アバンギャルドAMGライン」。
1週間程度借用した範囲においてではありますが、C220dとは異なるインプレッションが得られました。
総走行距離は409km…
代車でこれだけの距離を走行するとは如何なものかとお叱りを受けそうですが…
市街地から高速道路まで一通り走行しましたので、比較的にバランスのとれたインプレッションに繋がったような気がしてます。
コンフォートを重視している私の場合は、「非AMGライン」で良かったという結論に達しました。
▼代車で409kmを走行。
借用した代車は「メルセデスベンツC180アバンギャルドAMGライン」
早めに1年点検を予約
納車後1年点検は、今までの使用状況など総合的な評価をいただく意味もあり、とても楽しみにしていたところです。
というのも、納車後1年間で20,000km程度走行したことを考えると、私の運転の「癖」が出現してくるのではないかと思ったからです。
タイヤの減り方やエンジンの吹け、記録されているドライビングのデータなど総合的に評価してもらうことで、今後のカーライフに役立つ有益な情報になるに違いない…
このような楽しみ的な感覚を込めて早めに1年点検のスケジュールを入れ込んだのです。
代車は以前から興味のあるC180アバンギャルドAMGライン。
代車の走行距離は約18,000kmということで私のC220dと同程度ですから、比較の対象としては良かったのではないかと思っています。
▼ドライブ先でのAMGライン。
走行インプレッション
市街地走行
さて、実際のインプレッションに入りたいと思います。
基本的には、C220dとC180との比較なのですが、今回借用したC180は「AMGライン」仕様ですから、単純な比較といかない点はご了承下さい。
まず、代車のキーを受け取り運転席に着座した瞬間…
「ん!?固いシート…」。
意外に大きな衝撃を受けました。
私のC220d(非AMGライン)のシートと比較すると明らかに硬さが異なり、コンフォート重視の私にとっては少々違和感。
しかし、着座ポジションのホールド性は高いので、走行中のシートポジション維持には貢献しています。
早速、市街地走行を開始。
最初の印象は…
「うわっ。足回りが固いな〜」
ということでした。
同行した家族はその辺の変化には鈍感でしたので、私が「足回りはどう思う?」と尋ねても「それほど違いがあるの…?」とこんな具合。
なので、適切なコメントとはいかないようです(私は非AMGラインとAMGラインの違いに気がつくのですが、家族にとってはあまり変化がないのかもしれません)。
市街地を走行していると、後輪の突き上げ感がコツコツ響くのが体感できます。
着座から始まり走行中の全体イメージまでが「固い」という点については、どうやらタイヤサイズが影響しているのではないでしょうか…
ただ、コンフォート重視の私でも、AMGラインに好感が持てた点があります。
それは、左右にハンドルを切った際の足回りの踏ん張りが良いことです。
非AMGラインであればハンドルを切った側の反対が沈み込みますが、AMGラインはハンドルを切った方向にスッと曲がりますから、ドライビング性能重視の方にはAMGラインはおすすめでしょう。
交差点をさせすする際にもスッと曲がりますから気持ちの良さは大きいですね。
郊外走行
さて、郊外走行に移ります。
全体に固め印象で走行しますが、凹凸がなく綺麗な路面が続く場合はとても「滑らか」。
さすがメルセデスベンツと感じさせる印象です。
ガソリンエンジンも相まって、スッと加速する感じと踏ん張りの効いた足回りは気持ちが良いいというにふさわしいインプレッションです。
運転の心地よさはさすがに良いものです。
一方、路面が荒れている道路を走行する際には、足回りの硬さが気になってしまうのは否めません。
やはり、スポーティーさを重視したAMGライン仕様の特徴だと思います。
高速道路走行
今回の高速道路走行では、速度制限が時速80km/hという条件ですので、十分なインプレッションとは言えないかもしれません。
この点はご了承下さい。
さて、走行した都市高速道路は、そのほとんどが高架道路ということもあり、道路の継ぎ目が多数存在します。
AMGライン仕様のC180はその継ぎ目を通過する際は、突き上げ感(とくに後部座席)があるように感じました。
私の好みはコンフォート重視ですから(多少フワフワした感じでも突き上げ感が少ない方が好みのタイプです)この点はあまり好きになれないものがありました。
しかし、AMGライン仕様のサスペンションの味付けかもしれませんが、継ぎ目通過の際の車体が上下する動きそのものは小さいように感じました(AMGライン仕様のサスペンションは非 AMG仕様のそれと違いはないのかもしれませんが…そうすると、タイヤサイズの違いのみということになりましょうか…)。
また、都市高速道路ならではの比較的小さなカーブを通過する際の車体の沈み込みも小さく、路面に吸い付いて走行している感は好感が持てました。
コンフォート重視の私でさえ、 AMGライン仕様の好みの点があることを考えると、両方の良い点を兼ねた足回りはないものかと考えてしまったのでした。
それほど違いのある走行インプレッションでした(この点、エアサスは両方のメリットを実現しやすいのかもしれません)。
燃費
C220dとC180の比較
この二台…
当然と言えばそうなのかもしれませんが、「ガソリン車とディーゼル車の比較」と表現した方が良いのではないかと思うくらいの違いがありました。
C220dとC180それぞれ比較してみると、
という結果(両車ともほぼ同じ走行ルートで計測しています。
なお、カタログ値よりも若干良い値を示していますが、これは私の運転が基本的にソフトなイメージが原因していると考えられます)。
これらの結果から、C180の燃費性能には基本的に良い印象を持ちましたが、C220dと比較した場合、燃料の違いから生ずるコストパフォーマンス(燃料単価の違い)と、ガソリンエンジンには及ばない燃費値であることを考えると、車体価格を除外すれば、ディーゼルエンジンに軍配があがることは間違いないようです。
その他の比較
タイヤの違い
C220dアバンギャルドとC180アバンギャルドAMGラインのタイヤサイズは、以下のように大きく異なっています。
タイヤインチや扁平率がが異なる点となどからすると、大きな違いがでるものと考えます。
また、そもそもランフラットタイヤという固めのタイヤを両車ともに装着していることも上乗せされますから、より一層固め印象のインプレッションに至るものと考えてます。
▼前輪と後輪でタイヤサイズが異なるAMGライン。
シートの違い
AMGライン仕様のシートは、当然に固め印象は否めませんが、シートポジションの安定確保という点では、クオリティーは高いと思います。
個人的には柔らかめのシートが好きなので、代車返却後に最初に着座したC220d非AMGライン仕様のシートは、その瞬間はホッとするくらいの柔らかさを感じた次第です。
あまりハードな走行はしない私なので、シートポジションの安定確保はそれほどまで必要性を感じてませんから、私の場合は、非AMGライン仕様を選択して良かったと思っています。
燃料給油時の違い
代車を借用した後は、燃料給油を済ませて返却しなければなりませんので、409km走行後ガソリンスタンドで給油。
いつもと同じ給油器を使用し給油を開始したところ、思ったより早くに自動給油が停止してしまいました。
「あれ?このくらいしか給油できなかったかな…」
と思いながらエンジンキーを操作し燃料レベルを確認してみると、なんと上目盛り二つ分が点灯しないではありませんか…
このままだと満タン返しにはならないので、自動給油で停止した後は手動給油を継続し、残り目盛りを点灯するようにしました(手動給油を継続することは燃料の吹き出しなど危険性を伴いますからガソリンスタンドの係員へ確認した方が無難です)。
普段使用している給油機を使用しましたから、C220dと異なるC180ならではの自動車側の要因(燃料の違いによる要因も考えられます)により発生したものではないかと考えてますが、正確なところは不明です。
▼自動給油では満タンにならず…
エンジン始動後の水温上昇スピードの違い
エンジン始動後の水温計の上昇スピードは明らかに異なりました。
ディーゼル車のC220dであれば、通常位置まで水温計が上昇するのに10分程度かかることが多いのですが、ガソリン車のC180アバンギャルドAMGラインは、2〜3分程度で通常位置まで水温計が上昇します。
外気温など環境要因が大きく影響するのでしょうが、この速度の違いに驚いた次第です。
水温上昇の違いに関する原因については、私は正確な情報は持ち合わせていないのですが、もしかすると、ガソリン車とディーゼル車の違いが主要因ではないかと思っています。
まとめ
今回の代車借用で、AMGライン仕様の体験をすることができました。
コンフォート重視の方ならば、AMGライン仕様の選択は慎重になった方がいいのかもしれませんが、そうでなければ、非AMGライン仕様でも十分にメルセデスベンツのクオリティーを体験することができると思います。
また、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いですが、滑らかさという点では、ガソリンエンジンに軍配があ上がりますが、低速トルクの太さがもたらす落ち着いた走行インプレッションが好みの方には、ディーゼルエンジンを選択される方がいいのかもしれません。
全体にソフトな運転をする私の場合は、低速トルクが太くエンジン回転数も低いディーゼルエンジンを選択して良かったと総括しています。
ご自身のカーラーフに最適なエンジン型式や足回りなど、選択することの楽しみがメルセデスベンツには存在しているのではないでしょうか…
ブログ運営者:でなおし
私は、九州北部在住の地元企業に勤める50代会社員です。 50歳で早期退職する予定でしたが、退職届を提出する直前に脳出血を発症。退職は取りやめになり、1年間休職のあと復職し、現在に至ります。 ブログ運用は、2014年から開始。 2020年3月には650記事に到達。カテゴリーを別ブログ(特化ブログ)として立ち上げ、4つのブログを運用しています。 当ブログは、自動車、グルメ、ライフなどを投稿している雑記ブログ。 2019年7月、キャンピングカー(トイファクトリーアルコーバ:ハイエース)を購入し、妻と二人でキャンピングカーの旅を楽しんでます。 以下は、運営している4つのブログです。 でなおし:当ブログです。2014年に開始した雑記ブログ。
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ディーゼルは熱効率が良いのと、(その証拠にラジエータは小さい)基本的に薄い燃料で走っているので、(アイドリングだとガソリン車の1/4程度)なかなか水温があがりません。
W212 E350Bluetec乗り様
お世話になります。 ディーゼル車とガソリン車のエンジンの違いからエンジン始動後の水温の上昇に違いが発生していたこととは知りませんでした。 ご教示頂き有難うございました。 確かに、軽油は熱効率が良いと聞いていましたが、なるほど、ラジエータの大きさやアイドリング時の1/4程度という点に違いが出てくるのですね。 大変勉強になりました。 本日もC220dのエンジンを始動したのですが、最近の気温の低下の影響なのか、5分程度アイドリングをしても水温計の針(小さな四角いドットなのですが)が一つも点灯しないまま運転を開始しました。 目的地が自宅に近いこともあり、エンジンが温まらないまま到着ということになります。 寒い時期エンジンの温まりが特に遅くなりますが、トルクフルなエンジンに惚れ込んでしまっています。 コメントいただき本当に有難うございました。