お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

現在、かかりつけ内科病院への通院は2週間に一度の頻度を指定されています。

脳卒中(脳出血)発症後の大切なこと…

それは血圧管理です。

その血圧管理は医師の指示によるのですが、発症当初治療した急性期病院の脳神経外科ではなく、自宅近くのかかりつけ内科病院と指定されています。

先日、かかりつけ病院を受診したところ、血圧管理に関する新たな評価など頂きました。

真面目で几帳面な先生だけに発見する初見…

かかりつけ病院ならではと思ったのです。

かかりつけ病院の医師から使用の指示がされていた血圧管理手帳

無料で配布される血圧管理手帳

冒頭述べましたように、脳出血を発症した私にとって最も大切な血圧管理

日々の血圧値を医師に報告し、そのデータに基づいて降圧剤の量の加減をするなど、日頃の生活習慣の報告と似たようなイメージだと思って頂いて結構かと思います。

私も以前、血圧計で測定してはいたのですが、きちんと記録をしてなかったのです(データとしてiPhoneに保存してはいるものの、高齢の先生に提出するのは少し憚りますから…)。

先日の診察日に…

「血圧管理の記録はこれに記載してくれますか?半年分記載できますから」

と無料で渡されたのが、血圧管理手帳というものです。

この手帳は、製薬会社さんが発行されていますが、「自治医科大学内科学講座循環器内科学部門主任教授 苅尾七臣先生」が監修をされています。

主治医曰く…

毎日決まった時間で同じ条件で測定すると、見えてくるものがありますから、継続してください。一冊で半年間記入できますよ」

と温かい目で説明されたのです。

先生ご自身が、この手帳で患者さんを管理しているので見慣れたフォームじゃないでしょうか。

お薬手帳に似た作りの血圧管理手帳。

きちんと記入しようと思いました。

標準的なフォーム(かかりつけ病院では殆どの患者さんが使用) 

実はこの血圧管理手帳

かかりつけ病院では、かなりの割合の患者さんが使用しているらしいのです(使用を開始しても途中で止めてしまう方もおられるようです)。

高齢の方でも記入しやすいように、記入欄や文字の大きさは大きめです(私が使用するには、もっと文字が小さくても良いのですが…それほど、大きな文字で記載されています)。

記入欄については、使用法を読めば直ぐに理解することができます。

測定方法については、二回測定しその平均値をグラフ化することなど、私が知らなかった測定方法が記載されており、新たな発見がありました。

新たな発見と言いますと、他にもこんなことが記載されています。

朝の血圧と夜の血圧の差

一般に、ME差というらしいのです。

この差が15mmHg以上だと脳卒中発症の危険性が高まるとの記載がありますので、脳出血発症者の私にとっては、とても重大な要素です。

ME値については、今まで全く知らなかったことなので、詳細は今後勉強したいと思ってます。

また、「血圧の変動を知ろう」というタイトルで、24時間血圧チェック表というものもありました(東邦大学医学部医学科薬理学講座主任教授 杉山篤先生提供)。

これは、1ヶ月間の測定値から、最高血圧値を時間帯ごとにプロットした表で、1日の血圧変動が理解できるようなグラフになっています。

ただ、この表については、毎日の朝夕の測定結果を反映することになっているため、規則正しい生活習慣になればなるほど測定時間が固定化(安定化)が考えられます。

なので、グラフ化した血圧の変化については、バイアスがかかっているのではないかと思います。

一つの目安としては、活用できるグラフではないでしょうか。

血圧に関する新たな評価

病院で測定する血圧と家庭で測定する血圧の違い

家庭で測定する血圧と病院で測定する血圧の値が異なることは、皆さんご存知と思います。

朝夕の家庭で測定する血圧は「安静時血圧」と言われていて、一般的な血圧管理目標の数値としては、国立循環器病研究センターによると…

日本のガイドラインは若・中年者の目標血圧を130/85mmHg未満」と定義されていますが、一方で、「これらの数値は、病院(外来)での血圧です。家庭血圧では、目標血圧はさらに低くなると考えてください

との記載もありますから、家庭で測定する血圧値については、かなり低い値を目標としたほうが良いのかもしれません。

特に、私のような脳出血発症者については、主治医と相談の上、家庭で測定する安静時血圧の目標値の具体的な数値を確認された方が良いと思います。

さらに、病院で測定する血圧値については、家庭で測定する血圧値より高い値を示すことが多いらしいのですが、稀に(稀と言っても意外に多いのかもしれません)病院で測定する値が低値を示す「仮面高血圧症」というものがあるので、注意を要します。

主治医から測定されている時は、良い値を示すのに、家庭や職場では、血圧が高値となっている(多くの原因があると思いますが、例えば、午前中診察を受けた場合、朝の降圧剤服用後なので、薬の降圧作用によって血圧が低値を示したり、喫煙習慣のある方でも病院の待合室では喫煙しないので、血圧が低値を示す傾向にある等々多くの原因があります)…

そんな症状もあるそうです。

実は、私がこの「仮面高血圧症」なのかもしれないと思うところがありそうなのです。

今まで、血圧の値をモバイルデータ以外で記録してないことは既に述べましたが、主治医の指示のより、血圧管理手帳への記載を始めたところ、その記録を見た主治医から…

病院で測定すると100mgHg代以下だけど、記録を見ると高めを指しています。家庭では血圧の値が高い傾向にあるかもしれないですね

と指摘。

これは仮面高血圧症かもしれないと思うようになった次第です。

ただ、仮面高血圧症だとしても、極端に恐れる必要はなく、病院以外の方が血圧が高いんだと認識して、家庭における安静時血圧値を低めに目標すれば良いのかなと考えてます。

まさか、自分が仮面高血圧症の可能性があるとは想像してなかったので驚きました。

まさにこれは、血圧管理手帳の使用を開始したことによる発見でした。

過去2週間の血圧値を逐一確認されるかかりつけ病院の医師

かかりつけ病院への通院は2週間に一度の頻度で行っており、その際に、診察と降圧剤の処方を受けています。

先日の診察で、初めて血圧管理手帳をお見せしたところ、主治医が5分程度の時間をかけて、過去の記録を丁寧に確認するのです。

そのおかげで、仮面高血圧症の可能性など、新たな所見が発見されました次第です。

その主治医の確認の丁寧さといったら、本当に申し訳ないくらいジックリと見られるので、「もっと、綺麗な字で記入すべきだった」と変な反省の気持ちに駆られたのでした。

そうこうしているうちに主治医が、「ここの数値間違ってますね?」と2回測定の平均の計算箇所の誤りを指摘されたのです。

「確かに、誤りですね」とお詫びしたのですが、これだけ多い数値の中から誤りを指摘するとは、相当な集中力を発揮される主治医だなと感服しました。

同時に、手を抜かない診察、データを確実に把握してそれらを元にした確実な診断。

やはり、この先生で良かったと安心した次第です。

復職に向けた血圧管理

主治医には復職することを話しています。

一応、4月1日からの復職を目標として、職場の上司、産業医や保健師との調整は殆ど完了している状況です。

一方、かかりつけ病院の主治医からは…

復職するとストレスの発生などで、血圧管理が難しくなることが多いので、注意しながら管理していく必要があります。」

と指摘されています。

現在のところは、休職期間中ですから、基本的には自宅療養となってますので、仕事上のストレスとは縁がない環境下ではあります(リハビリとして屋外での運動や、自動車運転、パソコン操作、読書などは積極的に行ってます)。

しかし、復職すれば、ストレスを原因とした血圧上昇が十分に考えられますので、4月以降は、降圧剤の量を検討したり、気持ちの持ちようを変えるなどしてストレスを溜めないようにするなどの対策をしなくてはならないでしょう。

それらの対策については、かかりつけ主治医や会社の保健師さんにご相談させて頂くことになると思います。

いずれにしても、復職直後は特に注意をしなくてはならないですね。

まとめ

脳出血後の日常的な血圧管理は、かかりつけ病院の主治医の指示に従うことになります。

そのためには、日常の生活習慣や血圧の値など正確な情報を主治医に提供する必要があります。

今回ご紹介した血圧管理手帳は、日常の血圧値を正確に記録し、主治医に提供するために大変有益なツールだと思います。

毎日を記録することで、見えてくるものがあると信じてますので、今後も継続して血圧測定、血圧管理手帳への記入、かかりつけ主治医への情報提供を実施していきたいと思います。