お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

この書籍…

メルセデスベンツS300hを購入する予定の私が目にとまったものです。

メルセデスベンツ日本の上野金太郎社長が執筆

しかし、自動車に関する直接的な内容ではなく、輸入車の割合が少ない日本にあって、如何にメルセデスベンツを選択していただくのか

その考え方や仕事のヒントが記載されてます。

なので、一般的なカー雑誌の類とは異なる書籍ですから、購入前には、確認された方が良いと思います。

私は、仕事のヒントなどハウツー的な意味合いを目的にしていたため、購入は正解だったと思います。

特に、営業されている方には、良い刺激になるのかもしれません。

ご一読はお勧めします。

▼購入前に読了できたので良かったと思います。

良いと思った点

上野社長の体験がベースな書籍

この書籍。

単なるハウツーものではなくて、上野社長の実際の体験をベースとしたもの。

企業の取り組みや職場風土の改革など多岐にわたる内容が述べられています。

ややもすると、それが自慢話と受け取られるくらいリアルな内容なので、臨場感あふれる勢いのある書籍です。

一気に読み進めたと言えば嘘になりますが…

それほど、勢いが良い内容です。

以前、私が獲得営業の仕事を2年間ほど従事したことがあって、飛び込み営業の毎日で苦労したことがありました。

なので、営業という観点からは、上野社長の述べられていることの何割かはとてもよく理解できたのです。

したがって、営業をされている方が読まれると、自身の営業活動に役立つと思いますし、また、モチベーションの維持向上にも繋がるのではないでしょうか。

一般に販売されている書籍。

内容に偽りがあったとしたら、メルセデスベンツ日本の社員さんから、疑問を呈されることになりますから、基本的に全て事実だと考えてます。

興味深く読むことができました。

ポイント(ノウハウ)が記載されていて勉強になる

営業の世界では、自分が会得している営業ノウハウ(営業の技術力というのかもしれません)を他の営業マンへ教えることは基本的にはないと思います。

しかし、技術系技術者であれば技術の継承ということで…

例えば、作業長などの職位者が、若手の育成や中堅層の技術フォローなど、いわゆる人材育成をすることで、自身の評価が高くなるという一般的な人事システムが構築されていることが多いと思います。

つまり、指導力がある職位者は会社から高い評価を得る仕組みですね。

しかし、営業の世界では、それは殆ど存在しないと私は考えてます(営業ノウハウを後輩に教えると自身が後輩に抜かれることを原因とします)。

形式上の営業的な後輩指導システムは、どこの会社でも存在しているはずですが、例えば、先輩が後輩の前で、営業力全開でお客様獲得することは皆無でしょう。

それを横で見ている後輩から営業力を盗まれるから、平たく言うと本気は出さないということです。

この点、

「こんな営業的なポイント書籍の中で述べて良いのかしら?」

と心配になるくらい具体的なポイントが表現されています。

だからこそ、理解しやすいということに繋がっているのかもしれません。

例えば…

”できない理由に対抗するには、できる方法を見つけ出すしかない”

”伝統的な本物ととびきり新鮮な本物の二本立ていく”

”相手を打ち負かして勝つより、相手が教えることを素直に受け止めた方が、結局は自分の得になる”

”最初から権利を主張していたら最終的に自分が損をすることは、今も昔も変わらない”

これらの言葉は、私の職場における仕事の進め方や人間関係に大いに共通したもので、「なるほど」と納得しながら読み進めたものです。

また、私が最も共感した言葉は…

”誰かを思ってのひとひねり(楽しませてあげたい、喜んでもらいたい)は、何よりやっている本人がいちばん楽しい”

確かにその通りだと共感しました。

人助けと思ってしてきたことが、実は、自分が助けられていた…

そんなことにも共通するのではないかと、私自身の体験と一致した言葉に共感したのでした。

メルセデスベンツは、成功者ではなく、進化するための自動車

”メルセデスはお金持ちのクルマではない。成功者のクルマでもない。メルセデスは、日々進化しようとし、自分の理想を追い続ける人が乗るクルマ。成功した人が乗るクルマではなく、成功するために乗るクルマ…”

この言葉も衝撃を受けるほど、新鮮な感覚がありあました。

というのも、メルセデスベンツといえば、弁護士、医師、実業家、政治家など、成功者が乗るクルマというイメージ(特にSクラスなど)がありましたが、上野社長自らそのようなことを述べられるとは、意外な程新鮮に感じた次第です。

以前、私自身が300TE(W124)を長期間所有してましたが、その時代のSクラスといえば、いわゆる成功者のイメージは否めませんでした。

ところが、この言葉の意味がディーラーの方針である「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている」これと繋がるのではと思えてならないのです。

昨年夏に脳出血を発症し、奇跡的に残存障害は皆無に至った私ですが、今後の人生は、天から授かった新しい人生と考えて、前向きに進むことを決心。

さらに、S300hを購入しようと進めていることも併せて考えると、上野社長の言葉が自分の人生と重なる部分もあり、大いに共感した次第です。

その他

成功事例が気になる読者がいるかもしれない

多くの事例をベースに述べられた書籍ですが、ややもすると、成功事例がギラつくと感じられる読者がおられるのかもしれません(私はそうは思わないですが)。

ただ、成功体験だけでなく、失敗事例も紹介されているので、この点、バランスされているので、違和感ないと考えます。

自動車直接的な内容がもう少しあれば…

冒頭に述べましたが、この書籍は、一般的なカー雑誌の類とは異なります。

自動車直接的な情報は殆どないのですが、唯一自動車に関わることが触れられており、これがとても感心したのですが、

”メルセデスが提供するのは、ぶつからないクルマではなく、安全快適を補佐するのがクルマで、運転はあくまで人”

ということでした。

最近の風潮として、各社とも予防安全(レーダーやカメラを駆使したぶつからないクルマ)に力を入れてますが、ややもすると、ぶつからない自動車を目指しているのかもしれません。

この点、上野社長はハッキリと運転手が主人公と言われてますから、私の個人的考え方と共感できた次第です。

ただ、自動車に直結した内容に触れたいという読者にとっては、物足りなさを感じるのかもしれません(それは、他のカー雑誌で補完できるので問題はないのですが)。

 

 

 

 

まとめ

読了してとても気持ちの良い気がしました。

メルセデスベンツに対するイメージを変えるきっかけになったことは事実です。

脳出血から復帰するこのタイミングで、S300hの購入とこの書籍との出会いがあったことに感謝したいと思います。

新しい人生に向けて、S300hとともに進化していきたいと思います。