お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

私が脳卒中(脳出血)を発症してからというもの、健康本に目が付くようになりました。

特に、免疫力についてはガンや感染症などに関わることですので、とても興味深いタイトル…

今回、面白いタイトルの書籍「まじめをやめれば病気にならない:安保徹著」を購入しましたのでご紹介いたします。

良いと思った点

ストレスが原因で免疫が低下する機構

実は、以前から気持ちが免疫に影響することは私自身知っていました。

その関係で、この本に記載されていることは、自分の体験からも納得できるものでした。

例えば、仕事が忙しく気が張っている時は風邪をひかないのに…

しかし、仕事が終わると途端に風邪をひくなんてことがよくありました。

ただ、そうなるとは分かっていても、その構造については、ロジックができてない状況の私。

この点、この書籍の中で、明快に説明がされていて大変驚きました。

ストレスを原因として交感神経と副交感神経が複雑に絡み合う結果、免疫が高低すること

それがわかると、ストレス状態に陥ったとしても、冷静にその状況を受容できることから、結果として免疫の低下が最小限に抑えられる可能性があることなどを感じ取ることができました。

交感神経と副交感神経のバランス

本当に大切だと痛感しました。

怒りの感情が免疫を低下させる

例えば、がん患者さんが、ご自身が発症した事実を受容できるか否かによって、治療成績に影響することは、私自身よく聞いていたことです。

受容については、何もがん患者さんだけでありません。

私が発症した脳出血(脳卒中)についても同様で…

治療の段階で最初の受容がしっかりと完成すると回復が早い傾向にありました。

これは、発症したことを冷静に受け止め、改善に向けたリハビリが功をそうする結果になるようなイメージが完成すると、回復が早い傾向にありました。

「なぜ自分が発症したのか!」

というような怒りや恨みの感情を乗り越えること

これが大切なようでした。

この書籍の中では、怒りの感情が事故の免疫に影響するロジックが分かりやすく説明されていて十分納得できるものです。

その他

がん治療は免疫だけでできるのか

一方、当該本においては、がん治療(手術、抗がん剤治療、放射線治療など)においては、治療はしないほうが良いとの述べられていますが、この点は、私自身如何なものかと思ってしまいました。

リンパ球などの免疫細胞が、がん細胞を殺してしまうことは理解していますが、ひとたび、数センチの大きさまで成長したがんに対して、自己の免疫細胞だけで戦い、がん細胞を殺していくことは、細胞の数からして、まず無理ではないかと考えてます。

したがって、がん発見時において、手術適用であれば、手術を実施し、場合によっては、術後抗がん剤治療など、積極的に施行したほうが良いと私は思います(標準治療のガイドラインに基づく治療が大切なことは言うまでもありません)ので、これらについては、同感できない次第でした。

薬は一切つかわないのか

これも、違和感がありました。

「薬は一切使わない(正確には、ほとんど使わない)」という点。

私自身も基本的には薬は使わないほうが良いことは理解しています。

ただ、社会生活を営む上で、辛い時に薬を使用することは決して悪いことではないと思いました。

薬には作用と反作用が存在します。

なので、その点を十分に理解した上で使用することが大切だと思います(使う使わないの議論でなく、総合的に判断する必要性)。

まとめ

免疫については、いろんな議論があって良いと思います。

私は、書籍の中で、自分が納得できる部分につき活用するという「いいとこ取り」の精神で活用していきたいと思います。

また、がん治療の世界では、今後も免疫療法の研究は継続されることでしょうから、是非エビデンスの確立まで到達していただき、救済されるがん患者さんが増えることを期待したいと思います。

当該書籍は大変面白いものでした。