お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

今まで何気に温泉を利用してきたのですが、温泉教授こと著者の松田忠徳先生の温泉学について学ぶことができました。

今後の健康を目的とした温泉旅行の参考になりそうです。

良いと思った点

温泉法の存在は知らなかった

今ままで、旅行などで何げに「日帰り入浴」をしてましたが、それら温泉施設には温泉法の適用があることは全く知りませんでした。

環境省の温泉の定義によると、

温泉は、温泉法により、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気…(省略)…温泉源から採取されるときの温度が摂氏25度以上…(以下省略)

などの規定があり、これに基づいたものが温泉と言われるます。

逆に、これにあてはまると温泉ということができてしまう少し不安な状況があるのかもと思ってしまいます。

街中にある温泉保養施設なども当然この規定にしたがっていることになるので、複雑な気持ちになりました。

塩素入りの水道水対策も知らなかった

以前、家のリフォームをする際に、1ヶ月近く街中のお風呂に入り続けたところ、私の肌が荒れたことを思い出しました。

街中の温泉施設は、湧き出す湯量は大量とは言えないでしょう。

しかも、加水し、沸かし、循環施設で塩素による消毒をしているでしょうから、その塩素により肌が荒れたかもしれないと思うようになりました(あくまで私感ですから、ご了承下さい。ただ、お風呂場が塩素臭で覆われていたことは事実でした)。

家庭で使用している水道水にも塩素が入っていますから、塩素対策は、必要なのかもしれません(自宅の水道水は、自宅水水道メーター付近にフィルターを設置していますが、塩素を除去するか否か不明です)。

温泉といっても正しくとらえることの重要性

何が温泉なのかという点については、法律上の温泉と温泉療法を目的とした湯治などの温泉に分けることができます。

私は、温泉療法などの湯治を目的とした温泉に憧れますから、温泉に対して正しい理解をして、納得できる温泉に入りたいと思っています。

ストレス発散など多くの効用が期待される質の高い温泉を選定しながら、今後の温泉旅行を楽しみです。

私にとって正しい温泉の入り方は…

読了した感想になっていないかもしれませんが、今までの知識とこの書籍を踏まえ、心臓病(大動脈弁閉鎖不全症、上室性発作性頻拍症)と脳出血を発症している私にとって正しい温泉の入り方を考えてみました。

①あまり熱い湯温の温泉には入らない

②最初に足から次に手にかけて掛け湯を十分にして心臓への負担を減らす

長湯しない(5分程度の入浴とする)

④宿に到着したら0.5〜1時間程度休憩をする

⑤食後に入浴する場合は、食後2時間程度は時間を空ける

入浴前に常温の水分を摂取する

入浴後に冷たい飲み物を飲まず常温の水分を摂取する

⑧朝は起床後1時間程度経過した朝食前に入浴する

等々でしょうか…

楽しい温泉旅行で脳梗塞や心臓病等の発生がないよう注意したいと思います。

その他

科学的根拠(エビデンス)は述べられてないような気が…

この点は、若干否めない気がするのは正直なところです。

例えば、欧州などの先進国では、温泉療法が健康保険適用になるなど、温泉に対する社会的存在感を日本と比較すると、リハビリテーションなどで施行されている一部の温泉療法を除いて、基本的には健康保険未適用ですから、自ずと科学的根拠(エビデンス)は少ないのかもしれません。

ですから、価格的根拠(エビデンス)がないことを理由に温泉療法が無効であると指摘される可能性があり、この点は、残念な点だと思います。

将来、日本において温泉療法に関する研究が進展し、科学的根拠(エビデンス)が次々に確立され、標準治療の一つを担うようになればとても嬉しく思います。

まとめ

この書籍によって、私の温泉に対する印象と今後の利用の仕方に影響を与えたのは違いありません。

日本人だからこそ、温泉を活用できる地域的環境(火山帯に囲まれている環境)があるのだから、これを利用しない手はありません。

本文中には私個人的には「…科学的根拠はあるのかな?…」と思う箇所もなくはなかったのですが、良いとこ取りの精神で、納得いった点については、素直に実践したいと思います。

巻末記載の「温泉教授・松田忠徳おすすめの宿&共同浴場350選」は、自宅近くにも対象温泉施設が多数あるので、今後活用していきたいと思います。

楽しく、身になる一冊でした。