このブログは、2015年に49歳で脳卒中(脳出血)を発症した私が、生活で感じたことを書いている雑記ブログです。


お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

錠剤を割って服用することは…

割ることが前提とされている錠剤以外はダメとされています。

しかし、減薬や休薬また自分の体調の合わせた服用量に調整することは、本来は決して悪くないことだと自分なりに考えてます。

錠剤が二重構造になっており時間をかけて吸収されていくものなど、特徴を持った薬剤があることは事実ではありますが…

絶対禁止の錠剤でない以上、割って服用することは自分に合った薬量への細かな調整ができて良いことではないでしょうか…

私は睡眠導入剤と降圧剤は半錠化(2分の1)に割った錠剤と割ってない錠剤を組み合わせながら服用しています(かかりつけ医の許可はもらってます)。

そこで今回、錠剤を割るカッターを購入してみましたのでご紹介させていただきます。

 

 




 

 

Amazonで購入した錠剤を割るカッター

Amazonで錠剤を割るカッターを検索すると凄い数の商品が出てきます。

どれを選択すれば良いのか本当に迷ってしまいました。

その中で、メーカーが明示されていて口コミ数が多い商品を選択。

さらにその中から形状や使いかってなど検討して一つの商品を購入しました。

購入した商品は

「wumio ピルカッター」

Amazon Choiceと表示されているのでAmazonが一定の評価をしている商品ということもあり安心して購入できました。

▼480円という価格はそれほど高くない気がします。Amazon Choiceのロゴが付いていたことも安心感が増しました。

▼たまたまAmazonポイントが溜まっていたので今回利用。すると実際の請求額は180円になりました。

▼かなり詳細に説明されていました。

▼ポチッと購入完了です。

購入手続きから3日で到着!直ぐに開封!

購入完了から3日で自宅に到着しました。

早速開封。

小さくて軽い本体に好感を持ちます。

本体のプラスチック加工のクオリティは低くはありませんから、価格を考慮すると満足のいくクオリティだと思います。

▼Amazonからいつもの封筒で到着です。

▼封筒を開封すると本体は透明の袋に入ってます。

▼裏面にはメーカー名、商品名、用途が記載されています。

▼取扱説明書です。

▼取扱説明書を広げるとカットの手順が記載されています。基本的にはこの手順に従って作業を進めると上手に錠剤を割ることができます。

▼本体です。何だか子供のオモチャみたいなイメージです。

▼本体の先端には蓋を開けるための引っ掛けがついてます。この引っ掛けが意外と硬いので蓋を開けるときに苦労するかもしれません。

▼パカっと蓋を開けた状態です。内部には錠剤を設置する箇所とカッターの刃が取り付けられています。本体下部先端は割った錠剤が落ち込む場所になっています。

早速錠剤を割ってみました

私が錠剤を割るお薬は二つあります。

降圧剤のアダラートCR20mgと睡眠導入剤のベルソムラ20mgです。

アダラートCR20mg

アダラートCR20mgは2層構造の錠剤なので割ってはいけない錠剤です。

したがいまして、錠剤に割り線は入っていません。

しかし、製薬会社の添付文書など科学的根拠のある資料を確認したところ…

アダラートCR20mgをいくつ以上まで割ったときに血中濃度の急激な上昇を示すのかという箇所を発見しました。

すると、4分割まではそれほど急激な血中濃度の上昇は示さないものの6分割や8分割になると急上昇するのです。

つまり、最大4分割まではあまり気にしなくて良い範囲の血中濃度の上昇という理解を私はしました。

それを根拠として2分割で服用しています。

アダラートCR20mgを2分割ですから10mgの容量。

これ意外とコントロールしやすい服用量なので重宝しています。

※アダラートCR20mgは24時間タイプの降圧剤ですが、これは2重構造の錠剤によって消化管で薬剤が溶け出す時間を構造上調整しているからです。なので割ることは禁忌とされています。

さて、実際にアダラートCR20mgを割ってみました。

手順に従って慎重に作業を進めると確かに安全に割ることができます。

割った切り口もスパッと切れていて見た目も良いことがわかります。

ただ、よく見るとアダラートCR20mgがもともと小さい錠剤のためなのか、二重構造の錠剤のためなのか不明なのですが、切り口がまっすぐにならないのです。

おそらく錠剤の中にカッターの刃が入って行く際に斜めになっているのではないでしょうか。

したがいまして、出来上がりの割れ方は断面は綺麗なものの大小二つの錠剤が出来上がってしまいますので、この点は少々残念…

硬いカッター刃なのですが、微妙に曲がりながら錠剤の中に入っていいくのでしょうか。

ベルソムラ20mg

ベルソムラ20mgは睡眠導入剤です。

成人の服用量はベルソムラ20mg1錠なのですが、1錠(20mg)を服用すると翌朝の持ち越しが強いため、半分の10mgの用量を服用しています。

ベルソムラ20mgは割ってはいけない錠剤なのですが、服用量が多い副作用の方がデメリットが大きいと考え割っています(かかりつけ医からは割ることにつき了解はいただいてます)。

さて、このベルソムラ20mg…

錠剤が大きいのです。

そのせいかしっかりと半分に綺麗な割れ方をしますので、大きめの錠剤の方が得意なカッターなのかもしれません。

そのほかの注意点としては、ベルソムラ20mgは遮光する必要がありますので、錠剤を割った後は光に当てることがないように保管する必要があります。

後述しますが、私は遮光性のある点眼液袋と鉄製の缶を使用しています。

▼刃の部分です。鋭利さが際立ちます。

▼錠剤を置く箇所ですがこの状態は最も押さえ込んだ状況です。

▼錠剤を置けるように最大に広げました。

▼錠剤を置きました。

▼黄色い部分が可動しますので錠剤をしっかりと固定するためにスライドさせます。

▼本体の蓋を軽く閉めるとカッターの刃が錠剤に触れます。

▼その後思い切って蓋を最後までパチンと閉めると錠剤が割れます。

▼パカっと綺麗に割れました。

▼よく見ても綺麗に割れています。

▼次はアダラートCR20mgをセットし割ります。

▼スライド完了ですがベルソムラ20mgに比べ小さい錠剤です。

▼割れました。断面はとても綺麗に割れました。

▼あれ?断面は綺麗ですが半分にはなってないような…

▼横から見ると斜めになっていて…

▼綺麗に半分の用量になっていませんが…これでよしとします。

錠剤を割る際の注意点

本体のカッター刃には十分な注意が必要です。

特にカッター刃の外側の角はウッカリすると指が当たってしまい怪我をする可能性が大きい箇所です。

取扱説明書には刃の部分について注意するようにと記載されていますので、どなたでも注意点として理解できるとは思います。

しかし、錠剤を割る作業中(特に錠剤を割った直後)は意識が錠剤側に集中しますので、左手の指が思わずカッターの刃の部分に近づきますのでご注意ください。

カッターの刃の先端部分にカバーでもあれば良いと思うのですが、これは注意点です。

くれぐれもお気をつけください。

▼カッターの刃の左側の角の部分は最も警戒しなければいけない箇所だと思います。ご注意ください。

▼この点、取扱説明書にもしっかりと明示されていますので…メーカーさんでカバーを取り付けていただきたいとは思うのですが…

私の錠剤の保管法

さて、無事に割れた錠剤の保管方法ですが、意外に大切なことではないでしょうか。

湿気や光を避けながら保管すること。

薬の特性に合った保管をする必要がありそうです。

私の場合、睡眠導入剤のベルソムラ20mgは遮光性を必要とする薬剤なので、目薬を入れる専用の袋「点眼液袋」の遮光性を利用しています。

その点眼液袋を鉄製の缶に入れ保管しています。

これで遮光性と湿気などから錠剤を保護することができるのではないでしょうか。

▼遮光性の点眼液袋は半透明です。

▼しっかり点眼薬と明示されています。

▼遮光性!

▼一応薬剤名を記載しています。

▼最後は鉄製の缶で保管。これで落下など機械的衝撃にも耐えます。

 

 

 

 

▶︎「でなおし」ブログの健康・医療まとめ記事もご覧ください!

 

 

 

 

まとめ

錠剤を割って自分に最適な薬量を服用することは良いことだと思います。

かかりつけ医の了解をいただきながら工夫もしながらご自身に合った服用方を考えられてはいかがでしょうか。