お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

私の持病である「大動脈弁閉鎖不全症」と「発作性上質性頻拍症」については、それぞれ経過観察が継続していますが、その前提となる一年一度の心臓の検診は欠かせないものになっています。

今回も1年前に指定された受診日に、無事心臓の検診を終えることができました。

診察の結果、昨年から不変という検診結果にホッと一安心なのですが、日常生活上配慮すべき点も理解できたことから、有益な検診になりました。

持病に関わる検診は、医師の指示通りに実施した方が良いと痛感しだ次第です。

指示を受けておられる方は、是非その指示通りに受診をされてはいかがでしょうか。

一年一度の心臓の検診

検診を受けるようになったきっかけ

私が一年一度の心臓の検診を受けるきっかけをご紹介します。

それは、今から12年前、職場で実施される定期健康診断で、心雑音を指摘されたことによります(心雑音は医師が聴診器で心臓の音を診断することで判明します)。

その後、医師から要精密検査の判定を受け、心臓エコー検査を実施し、大動脈弁閉鎖不全症の診断に至ったのです。

大動脈弁閉鎖不全症の程度は、中程度という診断。

したがって、大動脈弁の手術や日常的な投薬の必要はなく、一年一度の検診でフォローしていくことが決まりました。

職場の保健師からも一年一度の検診はとても大切なので、今後継続するようにとの指示を受け、それ以降、毎年検診を受けているという状況で今日に至っております。

定期検診の内容

基本検診として、心臓エコートレッドミル問診を行います。

心臓エコーは、心臓の状態(特に心臓の動きを見る検査)を検査。

トレッドミルは、安静状態から普通には到達しない程の強い運動負荷をかけた状態を経由し、安静状態までに至る全ての心臓の値を連続的に記録する検査です。

心臓エコーは15〜20分程度トレッドミルは10〜15分程度の検査時間を要します。

問診については、特段の所見や指摘がなければ数分で終わります(今回の問診では、私が血圧管理など不明点を質問したことから10分程度の時間を要しました)。

今回の検診結果

「昨年と変化なし」

ということで1年後の検診の指示となりました。

医師とのやりとりで得たこと

脳出血再発予防で血圧を厳格管理していることの血栓発症のリスク

私は、脳卒中(脳出血)の既往があることから、今回の問診で血圧管理についてご質問して見ました。

日頃から降圧剤による厳格管理を実施していることから、目標血圧値は、収縮期血圧値100〜110、拡張期血圧値80以下であることをお話ししたところ、血圧の下げすぎもよくないとのお話でした。

何がよくないのか尋ねて見ると、血圧が差が過ぎると立ちくらみ、ふらつき、気分の悪さ、倦怠感などの副反応が出現するとの説明を受けたのです。

そこで私は、

「そのような副反応が出現することは現在までのところ殆どないですし、血圧値を低めの厳格管理することで、脳卒中(脳出血)の再発予防に繋がりますので、現在の目標血圧値を維持することに一定の合理性はないでしょうか」

と更に尋ねてみたところ、

「確かにそれはあり得ます。現在の目標血圧値で良いかと思います」

との回答。

なんだか無理やり言わせてしまったような気がしないでもないのですが…

そのようなやりとりで、降圧剤による血圧の厳格管理について一定の理解は得たのでした。

血栓予防の決めては存在しない

そこで、更に質問を継続。

低めの血圧値で厳格管理している私にとって気になることといえば、やはり、血栓が発生。それが血液の流れにのって脳血管に到達し血管を詰まらせること。つまり、脳梗塞の心配でした。

この点、主治医に尋ねてみると、

「血栓ができる可能性について、心臓を中心に考えてみると、発作性上質性頻拍症をもっている私の心臓は、これは心臓の下二つの部屋の部分に電気的信号の異常が発生し、それが原因で頻拍症が起きるので、この場所つまり心臓の下の二つの部屋においては、通常は血液の滞留などを原因とした血栓の発生は考慮しなくて良いと考えてよい。

ただ、稀に異常な電気信号が心臓の上部で発生することがあるので、その場合は血栓の発生の可能性がないわけでもないが、総合的に考えると一般的には意識しなくて良いレベルといえる。」

とのお話。

つまり、発作性上質性頻拍症を持っている私は、電気信号の異常は心臓の下部で発生することが多いので、心臓内部の血流が滞って発生する血栓の可能性はそれほど意識しなくても良いということになったのでした。

また、それ以外で血栓の予防策については、有効な予防策は特別ないとのことでした。

「ん?血栓予防に有効策はなかったっけ?」

と思いながら更に質問してみると、つまりは、一般的な予防策、例えば、水分補給をするなどはあるけれども、それらが極めて有効な手段までは確認されていないというレベルであることが説明されたのです。

もっと平たくいうと、水分補給など一般に言われている血栓予防策などは、実施しないよりは実施した方が良いということ(単に血栓予防だけでなく脱水症状の予防など他の疾患予防に有効なので総合的にも実施した方が有益という結論)が判明。

今まで継続してきた自分なりの血栓予防は今後も実施していきたいという点で主治医から理解を得ることができました。

主治医とのやりとりでいろいろなことが学べると痛感した次第です。

私の場合血栓予防にワルファリンなどの抗血栓療法は注意すべき

主治医から、

「血栓予防にワルファリンなどの抗血栓療法は、脳出血のリスクが増加することがあるので、あなたの場合は慎重検討(結果的に私の場合、抗血栓療法は実施しない)ということになります。」

など、抗血栓療法に関する慎重検討が指摘されてことでした。

これは私に限ったこと(私の場合と言う意味です)ですが、循環器病センター(西日本では有名な循環器専門病院)の主治医からそのようは説明を受けましたので、臨床的にも抗血栓療法実施中の患者さんの中で、脳出血の発生実績があるのではないかと察しました。

誤解を与えるといけないのですが、この話は抗血栓療法が悪いということではなく、メリットとデメリットの比較から、抗血栓療法を実施した方がメリットがあると総合的に判断された場合は、抗血栓療法の実施は有益だということです。

患者さん個人ごとに状況が異なりますから、主治医の判断に従うことが大切なのかもしれません。

日常生活で気をるけること

かかりつけ医の説明も考慮すると、日常生活上で気をつける点として、いくつか挙げられると思います。

水分補給(夏場は1日1.5〜2リットル程度は食事以外から飲用)。

就寝前はコップ一杯の水を飲用し、起床後もコップ一杯の水を飲用する。

ポカリスエットなどスポーツ飲料は一時的な高血糖になることがあるので、飲用方法には注意する。

毎日の運動

中性脂肪など血液の値は標準値をキープする。

上質性発作性頻拍症が発生した場合は、サンリズムを服用しなるべく短時間で発作が停止するよう配慮する。

血圧値は厳格コントロール(収縮期血圧値は100〜110を目標)を継続等々。

これらの気をつける点は、主治医に相談しながら指示を受けた内容ですが、あくまで私の場合ですから、必ずしも皆さまに該当するのかどうかは注意が必要です(腎臓疾患など持っておられる方は水分摂取量が制限されることがありありますので主治医の指示に従う必要があるかと思います)。

 

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まとめ

一年に一度の定期検診の結果、「不変」が継続していますので、良い状況かと思いますが、主治医の指示のとおり、今後も定期検診は受けていく所存です。

心臓そのものの検診も大切なのですが、主治医との問診の中で学ぶことが意外にも多くありますので、「学びの検診」といったところでしょうか。

皆さまも心臓に指摘事項がある場合は、主治医が指示するタイミングで検診を受けられることをお勧めいたします。