お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。
脳出血を発症した私にとって、予防安全装置の充実と運転の疲労が少ないメルセデスベンツS300hは、とても魅力な自動車です。
あれから検討を続けていますが、その魅力については、やはり大きいものがあります。
したがって、購入にあたる考えは変わっていません。
しかし、実際に購入したとすると、その後のメインテナンス費用がどれほどになるものなのか…
具体的にイメージしておく必要もあるので、今回考えてみました。
私が考えるメンテナンスのイメージ
S300hに想定される消耗品(交換部品)など
私は過去、メルセデスベンツW124(300TE)を長期間保有していた経緯があります。
その経験からドイツ車に対するイメージは少しは持っているのですが、それらの感覚とディーラーさんなど関係者からの情報などを総合的に検討。
それらをベースにS300hを保有した場合に考えられる消耗品(交換部品)を考えてみました。
・エンジンオイルとオイルフィルター(10000km毎)
・タイヤ
・バッテリー
・エンジンマウント
・燃料ポンプ
・エンジンヘッドガスケット
・プロペラシャフトディスクジョイント
・エアーサスペンション
・ロアアーム、ロアアームブッシュ
・ラジエター
・ハイブリッドバッテリー
・IC基盤
・その他
これくらいが最低限の消耗品(交換部品)でしょうか…
W124よりもコンピューター部品が格段に取り入れられていますので、IC基盤(一つの部品は20万円以上だと覚悟してます)は上乗せされるのではと思います。
一般的にもIC基盤のコンデンサのオイル抜けによる基盤不良。
これは散見されますので、覚悟しておいたほうがいいのかなと…
電化製品の場合、早ければ10年程度でコンデンサのオイル抜けが発生することもありますので、要注意ですね。
一方、W124(300TE)の所有経験から、足回りの部品やエンジンマウントを交換すると、まるで新車に乗っているのではないかと錯覚するくらい近い乗り心地が戻っていたので、部品交換の意義は大きいというイメージがありました。
上述のように一覧にしてみると、おおよそ10万km前後で消耗品の交換が多発することがわかります。
一度に交換すると出費が集中しますから、10万km前後で計画的(点検で不良が予見される部品から順に交換)に交換しようと思います。
また、私の考えを整理するとS300hについては、以下のイメージを持つに至ってます(確かな根拠はありませんので、この点はご了承下さい)。
・新車購入時から最大5年の保証期間があるので、この期間はバッテリーとタイヤを除いた部品の交換についての費用は基本的には考慮する必要はないかもしれない…
・最大5年間の保証期間内には点検費用も含まれるため、初回車検にかかる費用は10万円を切る程度であり、2回目車検は20万円を切る程度かもしれない…
・問題は最大5年間の保証期間を超過した後のメンテナンス費用であるが、最近のベンツは故障は減少傾向である(とくにW222、ただW222が登場して間がないため、故障が減少傾向と言い切るには、少し不確定要素があるのかもしれない)かもしれない…
・大物の交換品はエアサスペンションとハイブリット本体バッテリー(4本で100万円程度またバッテリーは100万円程度)かもしれない…
・ただ、エアサスペンションは、前側が先に劣化するだろうから、前側のみ(2本で50万円程度)10万km程度で交換すると良いかもしれない…
・エアサスペンションは、不良初期段階(インパネ上の警告や点検で不具合が予見された場合など)で適切な対応をすれば交換範囲は拡大せず、結果安価なメンテナンス費用で済むかもしれない…
・エアサスペンションは、自動車を長く保有すると考えると、エアサスペンションは10万km前後で前側のみ予防交換すると良いかもしれない(それまでトラブル対応がない場合)…
・エアサスペンションの故障は、前代Sクラスよりもパーツの改良が行われたことから、格段にトラブル発生件数は減少したかもしれない…
・ハイブリットバッテリーは、10年程度でバッテリー本体の「へたり」が発生するが、そのまま走行しても燃費が悪くなる程度であり、走行自体に影響ない。ただ、長期間保有しようと考えると、10年程度でバッテリー本体の交換(10年後は交換費用が低額化している可能性が高いが、そうでなければ100万円程度必要かも)が望ましいかもしれない…
・交換部品については、交換部品そのものに推奨される最適な交換スケジュールに基づいて予防的取替を行うことで、突然のトラブルや交換対象範囲の拡大を防ぐことができるかもしれない…
・IC基盤交換は、数回の不具合で交換を要したとしても、それを過ぎると再発はしばらくないのかもしれない…
・IC基盤のバージョンアップ(ソフトウエアの書換え)は、基本的にはメーカー負担で実施されるが、IC基盤の交換そのものはユーザー負担になる可能性が大きいかもしれない…
・車両重量が2tを超えているのでタイヤの減りが早く、2万km毎の交換が必要かもしれない…
・標準のランサットタイヤでなく普通タイヤでも良いので、いずれは普通タイヤに変更(この段階でスペアタイヤの積載が必要)するのも良いかもしれない…
・Eクラスよりも部品代と作業時間あたりの単価が高いので、全体にメンテナンス費用が高くなるかもしれない…
・コーティングの寿命は、ガレージ保管だと長持てするかもしれない…
等々思いつくまま纏めてみました。
ざっと眺めても交換部品は多いなと痛感した次第で、かなりのメンテナンス費用を覚悟しなくてはならないようです。
ディーラーか他の店舗か
以前もそうでしたが、私はディーラー派。
良心的で技術レベルの高い個人のお店は知ってはいるのですが、自宅から遠いこともあり…
総合的に考えるとディーラーが良いのではないかと決めてます。
なお、ディーラーだと各種交換作業料金が高いと指摘されていることがありますが、製品保証など総合的に判断してのことです。
シュテルンかヤナセかについては、以前のW124(300TE)はヤナセでしたので、どうしてもヤナセが良いのではと保守的な私は考えてしまいます(ヤナセは自動車販売が本業だし、今年100周年を迎えた歴史ある会社でもありますし…)。
また、以前お付き合いしていたヤナセさんには、とても良い印象を持っていることもディーラーさん決定の大きな理由となっています。
総合的にメンテナンス費用として予定しておく金額は
メーカー保証及びオプション保証の新車購入後5年間
メーカー保証とオプション保証期間の5年間は、特段の大きな支出はないと考えられます。
初期不良が発生すれば当然に保証期間でカバー(バッテリーとタイヤを除く[バッテリーは別個のメーカー保証が付いているでしょうから万が一の不良時はそちらで対応されると考えます。
それに、バッテリーの単価はそんなに高くはないですし…])されるでしょうから安心ですし、初回車検と2回目の車検についても点検費用などはかなりの部分カバーされるので安心感はあります。
したがって、新車購入後5年間については、メンテナンス費用は考慮しなくて良いと考えます。
保証期間を超過した後のメンテナンス費用
問題は最大5年間の保証期間を超過した後のメンテナンス費用です。
上述のように、交換部品は多数に至りますから、大物であるエアサスペンション(前側二本で50万円)とハイブリットバッテリー(10年後でも100万円)を考慮すると、総額的には約300〜350万円は予定しておかなくてはならないと覚悟しています。
その金額になれば普通車両一台分の値段になりますが、きちんとメンテナンスすることでコンディション良く長期に保有できるとすれば、そんなに高くはないのではないかと思いました。
また、一度にその金額を予定することは厳しいいですが、予め計画を立てて消耗品の予防取替をすることで、急な出費の防止と突然のトラブル発生を防ぐことができると思います。
したがって、メンテナンス費用の総額は「約300〜350万円」としました。
まとめ
トラブルなく快適に保有し続けるには、ある程度まとまったメンテナンス費用を予定しておくことは必要でしょう。
また、ディーラーなど信頼のおけるショップの定期点検と交換作業も大切だと思います。
今回は、現在の私が考える一方的な考えで、何ら根拠はありませんから、間違っている可能性が高いと思いますが、購入後はこのブログ上で点検結果やメンテナンス実績など投稿していきたいと思います。
ブログ運営者:でなおし
私は、九州北部在住の地元企業に勤める50代会社員です。 50歳で早期退職する予定でしたが、退職届を提出する直前に脳出血を発症。退職は取りやめになり、1年間休職のあと復職し、現在に至ります。 ブログ運用は、2014年から開始。 2020年3月には650記事に到達。カテゴリーを別ブログ(特化ブログ)として立ち上げ、4つのブログを運用しています。 当ブログは、自動車、グルメ、ライフなどを投稿している雑記ブログ。 2019年7月、キャンピングカー(トイファクトリーアルコーバ:ハイエース)を購入し、妻と二人でキャンピングカーの旅を楽しんでます。 以下は、運営している4つのブログです。 でなおし:当ブログです。2014年に開始した雑記ブログ。
カヤの車めぐり旅:キャンピングカーの旅、車グッズに特化したブログです。
カヤの脳出血からの復帰:49歳で発症した脳出血やライフに特化したブログです。
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S300hの緻密なメンテナンス、有難うございます。私は父のW124を引き継いで今はS300hロングを所有しています。この12月に初めての車検を迎えます。メルセデスケアはどのタイプに入るべきでしょうか?今は11000kmです。この6月から片道約100kmを週2回走るようになりました。月に1000km足らずと思います。この車に帰る前は年間500kmくらいしか走っていませんでした。ヤナセのサービスマンの2人はメンテナンスと保証の両方に入るのがベストだが、一方はメンテナンスを優先、もう1人は保証を言われます。
W124はE300ターボディーゼルで、1994年から2014年まで乗りました。とても良い車でした。2014年1月にボディを再塗装して、もっと乗るつもりでしたが、スタッドレスタイヤに替えるため高速を走行していました、雪で一般道へ下ろされました。その途中で、スリップして車は大破。修理不能となりました。
最近の車、特にハイブリッドは長期に保有するには経費がかかり過ぎます。この記事は大変タメになります。5年までは保持して、その後は手放す方が良いのか?わかりません。ご助言いただければ思います。
お世話になっております。S300hロングをご所有されておられるとのこと。素晴らしいお車だと思います。ロングボディならではの滑らかさは特筆すべきではないでしょうか。
さて、ご指摘の『メルセデスケア』と『ハイブリッドバッテリー』につきましては、私は次のように考えますがいかがでしょうか。
(メルセデスケアについて)
私は5年前にc220dを新車で購入しましたが、メルセデスケアにつきましては、購入時点でメンテナンスと保証のいずれも加入しました。現在、購入から5年を迎える直前のタイミングですが、この間、エンジンオイルやオイルフィルターなどの消耗部品の交換や故障部品の交換を合わせますと、メルセデスケアにかかる費用を圧倒的に上回っている金額に到達しておりますので、車購入時点で加入したメルセデスケア(メンテナンスと保証)は正解だったということになります。私がメルセデスケアに加入する根拠とした理由は、走行距離が長いことや長期間所有したいことでした。現在、現在7万キロ近くに到達していますが、燃費など車の基本的な調子は良いことから当初の考えのとおり、長期間(20年程度以上)の所有は継続する考えに変わりはありません。私の場合は、メルセデスケア(メンテナンスと保証)に加入していて良かったと痛感するところです。また、ディーラーさんのおつきあいも、長期に車を保有する上で大切なポイントだったような気がしております。私は、長期にわたって保有することをディーラーさんに伝えていましたので、メルセデスケア期間が満了となる5年または75,000km(確か75,000kmだったような気がします)到達のいずれかが到来する時点の直前に、予防的な交換を実施してもらった背景がありました。日頃から期間満了前に交換する部品をディーラーさんと打ち合わせし、整備をまとめて行ってもらいました。このような背景から、メルセデスケアの費用を軽く超える交換品になったのでした。また、メルセデスケアに加入していると、万が一の際に出費がないという安心感が長期にわたり得られることもメリットの一つなきもするところです。なので、長期保有が前提で走行距離が伸びる場合で加入に迷われた場合は、メルセデスケア(メンテナンスと保証)に加入したほうがいいかもしれません。
(ハイブリットバッテリーについて)
5年前の時点では、バッテリー交換に要する費用は100万円程度という情報がありましたが、現在(将来に向かって)は、その金額が小さくなっている可能性があります。背景には、ベンツのハイブリット車の増加に伴い、長期保有するユーザーの増加に伴って『燃費が悪くなったので、そろそろバッテリーの交換かも』と検討される方が増える結果、バッテリー交換費用が下がる可能性を期待しているからです。なので、交換費用については、今後の動向を注視することも大きなポイントかもしれません。一方、ハイブリットバッテリーは意外にヘタらないという情報もあります。10年を超えても平気で稼働しているバッテリーもある(他車のバッテリーなど)と聞きますので、この点も動向を注視することでしょうか。さらに、考え方の一つとしては、ハイブリットバッテリーが完全にヘタってしまった場合でも、走行自体には悪影響はないとも聞きます。つまり、重たい電池を積んでいる状態なので、燃費の低下はあるものの、運転自体には支障ないので、あまり気にしなくていいという考え方です。s300hロングはディーゼルエンジンですから、ハイブリットの恩恵が得られなくなったとしても、ガソリン車の燃費よりも良いはずですし、トルクフルなディーゼルの特徴は普遍とも考えます(ハイブリットの恩恵がなくなると、加速など悪くはなると思いますが…)。そう考えますと、10年を経過して所有していたとしても、必ずしもハイブリットバッテリーの交換は必須ではないということにもなります。エアサスなど他の交換部品と総合的に判断しながら、交換のタイミングを検討されるかといいかもしれません。
s300hロングは、長期保有されるに相応しい素晴らしい車だと承知しております。ハイブリットバッテリーのヘタリは、ファクターの一つではありますが、意外に寿命があるとも聞きます。ディーラーさんは、ハイブリットバッテリーの全国的な情報をもっていますので、それらの貴重な情報を参考にしながら、メンテナンスの予定をすることもいいかもしれません。
取り止めがない話になってしまいましたが、私の考えを述べさせていただき、大変恐縮いたします。
コメントいただきありがとうございました。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
S300hの緻密なメンテナンス、有難うございます。私は父のW124を引き継いで今はS300hロングを所有していました。この12月に初めての車検を迎えます。メルセデスケアはどのタイプに入るべきでしょうか?今は11000kmです。この6月から片道約100kmを週2回走るようになりました。月に1000km足らずと思います。この車に帰る前は年間500kmくらいしか走っていませんでした。ヤナセのサービスマンの2人はメンテナンスと保証の両方に入るのがベストだが、一方はメンテナンスを優先、もう1人は保証を言われます。
W124はE300ターボディーゼルで、1994年から2014年まで乗りました。とても良い車でした。2014年1月にボディを再塗装して、もっと乗るつもりでしたが、スタッドレスタイヤに替えるため高速を走行していました、雪で一般道へ下ろされました。その途中で、スリップして車は大破。修理不能となりました。
最近の車、特にハイブリッドは長期に保有するには経費がかかり過ぎます。この記事は大変タメになります。5年までは保持して、その後は手放す方が良いのか?わかりません。ご助言いただければ思います。島野