お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。
「道の駅」の整備とキャンピングカーの普及にともなって人気が高くなってきた「車中泊」ですが…
最近気なるニュースも目にするようになりました。
車中泊ブームに火をつけた「道の駅」が次々と宿泊禁止に
キャンプ場と勘違いする利用者増加?
引用元:Yahoo!ニュース(2018.8.18、7:10配信)
2019年春頃にキャンピングカー(バンコン)が納車される私にとっては、とても気になるニュースでした。
そこで、実際にキャンピングカーで車中泊が可能なケースとはどのようなものか考えることも大切だと思い私の検討。
あくまで個人的な検討の範疇ですので、誤りの点があるかもしれませんが、その際はご容赦いただけますと幸いです(いろいろなご意見もあろうかと思いますので、その際はコメントいいただければ幸いです)。
Yahoo!ニュース(2018.8.18)記事によると「…道の駅が次々と宿泊禁止に…」と記載
▼とても気になるニュースですが、今回考えるキッカケになったことは明らかなので、この点で感謝することになったニュースでした。※画像はYahoo!ニュース(2018.8.18)から引用。
キャンピングカー(バンコンタイプ)納車前の私にとってはとても気になる内容
2019年春頃にキャンピングカー(バンコンタイプ)が納車予定の私にとって、今回のニュースはドキッとする内容です。
私はキャンピングカー(バンコン)納車後は、ホテルや旅館など予約が必要な施設を利用せず、ある程度日常生活に近いスタイルの「車中泊」により、長期間かつ長距離の旅行も可能になると考えていたからです(キャンピングカーの装備により快適度は異なりますから「ある程度日常生活に近いスタイル…」の点は一概には言えないかもしれませんが…)。
現在のところ、道の駅は全国に1,000箇所以上設置されていますので、この設置数は、私が一生かけても全ての道の駅を訪れることはできない数を誇っています。
なので、短期・長期にかかわらず旅行を計画する場合には、その施設が利用(車中泊)できるか否かによって、旅行行程が大きく左右されることになります。
日頃から、道の駅に限らず設備や施設を利用する場合は、その利用契約やマナーを守って誠意を持った利用を実施することは大切なポイントでしょう。
なぜ、今回このニュースが流されているのかを考えながら読み進めたのでした。
そこでニュースの要点を検討
そこで、具体的にこのニュースの要点を私なりに検討してみた結果が次の通りです。
車中泊を否定する要点
ニュースの前半部分と後半部分とに分けてみると、前半は車中泊を否定する内容、後半は車中泊を肯定する内容というふうに理解しました(つまりニュース記事のご担当者さまによる確定的なニュースではなく問題点を社会に投げかける内容のイメージ)。
長時間(長期間)駐車スペースを占有する
駐車場でBBQをする
洗面所で炊事をする
などの迷惑行為が目立つようになり、車中泊を禁止せざるを得なくなったといいます。
このような迷惑行為が発生するようになり、現在車中泊を禁止している道の駅がいくつかあるという状況を踏まえ、車中泊を計画する場合は道の駅の公式サイトや道の駅周辺に設置された「車中泊禁止」など書かれた看板を確認することをお勧めする…
という趣旨のことが訴えられています。
また、記者さまは高速道路のサービスエリアやパーキングエリアを確認され、仮眠は良いが宿泊はダメという一定のラインと実際の道の駅に仮眠と宿泊の違いについて確認され、
仮眠:時間帯に関わらず、長くても5〜6時間程度
宿泊:夕方から夜に駐車場に入り、朝7〜8時頃まで駐車場を占有すること
という一定のラインを記載されています。
ここまでの情報から、駐車場でBBQをする、洗面所で炊事をするなどの点は、安全と衛生上の面からも、実際に有害事象に至る可能性(火災・爆発・不衛生等)があるのではないかと私も同感するところですので、この点私は抵触する可能性はないと考えてます。
一方、駐車時間と駐車期間については、私の旅のイメージ(連日キャンピングカーで移動しながらの車中泊)をベースに考えますと、一箇所の道の駅に長期間(1日以上)滞在することは極めて考えにくいものです。
この点で抵触することはないのですが、駐車時間(駐車の時間帯)は、夕方から夜にかけて道の駅の駐車場に入り、明け方7〜8時前には出発するという利用のパターンが多いのかな…
そう考えると、上述の仮眠と宿泊の定義(あくまで道の駅のご担当者さまのご意見というレベルの情報ですが…)に抵触する可能性が高くなります。
私が購入を予定しているキャンピングカー(バンコン)は、ベース車体はトヨタハイエース、トイファクトリーアルコーバ。
なので標準装備とオプション装備を含めると、トイレ・クールポンプシステム(エアコン)・グランデ仕様(断熱加工)等がありますから、基本的には駐車中はエンジンをかけなくても良いと考えてます。
また、テント・タープ・テーブル・洗濯物干し等自車が駐車しているスペース以外で占有することはありませんから、道の駅の車中泊は大きな問題はないのかなと思っていたのですが、今回のニュースで慎重にならなければと痛感しだ次第です。
相手方の立場、つまり道の駅の管理者さまとしては、施設内でのトラブルや事故を避けなければならない立場ですから、迷惑行為を抑制することで大きな問題に発展することを防ぎたいという考えには私も賛成するところです。
ただ、しっかりとした運用ルールが明示されてないという点も否めないイメージを持ってしまいますので、やはり悩ましい問題かもしれません。
車中泊を肯定する要点
上述と全く反対側の考えですが、車中泊を歓迎する道の駅も出現しているとのこと…
これはキャンピングカー(バンコン)を使用した車中泊を考えている私にとっては朗報です。
現在全国に存在する道の駅等の施設をまとめますと、道の駅が1,000箇所以上、RVパークが100箇所以上、ユーパークが100箇所以上となっおり、今後、道の駅がもさらに増加し、RVパークが1,000箇所程度と10倍近い整備との記載がされています。
そうなると、道の駅とRVパークの合計で2,000箇所を超えることになりますから、施設利用者は使い勝手の良い施設を選択することになり、稼働率の高い施設とそうでない施設が発生するのではないかと思うところです。
つまり、施設管理者の考え方によって、自然淘汰される可能性があるのではないでしょうか。
例えば喫煙にしても、喫煙者非喫煙者の共存社会(健康被害等発生しないような合理的な措置をとること)が現実的に良いのではと思うタイプの私は(ちなみに私は非喫煙者です)道の駅につきましても、利用者が施設のルールを守る前提で共存というスタイルで運営していただく共存が良いのではと思います。
しがたいまして、車中泊についても営業時間外は一人もいない山中の道の駅よりも、ルールを守る車中泊ファンが利用している夜の道の駅イメージの方が、セキュリティ面も良いかもしれません。
結果として施設利用者の増加にも繋がりますから、良いスパイラルになるに違いありません。
排除する施設の考え方と共存する考え方がありますが、私は共存を選択した道の駅の方が未来があるのではないでしょうか。
記事中に記載されている「日本一ダメな道の駅」としてTVで紹介された「道の駅あゆの里矢田川」は、利用者が少ない夜間帯は自由利用可という共存の考えを前面に打ち出すことで、リピーターが増加。
また、道の駅阿蘇は、無料電源や無料Wi-Fiを完備することでキャンピングカーからミニバンまで多くの車中泊者で賑わっているとのことですから共存の方向性は将来的に期待されると思っています(九州在住の私にとって道の駅阿蘇は行ってみたいと思いますから…)。
つまり、肯定意見を振り返りますと、施設利用に当たってはルール(マナー)を守り、道の駅等の施設管理者さまは車中泊者との共存を実施するという方向で進めると大きな問題には至らないばかりか、地元経済効果等幅広いメリットが将来的に期待できるのではないでしょうか。
国土交通省のホームページを確認すると「宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」という記載を確認してみました
話は変わってしまいますが、国土交通省のホームページを確認したところ、道の駅における車中泊について質問と回答が公開されていました。
この質問と回答からは、確かに道路付属施設である道の駅での利用につき、車中泊はご遠慮(ご遠慮という柔らかい表現ですが事実上禁止という理解をしました)いただく…ということですから、車中泊禁止という大きな原則論が述べられていると察しました。
しかし、現在1,000箇所以上の道の駅施設において、上述のように車中泊歓迎という国土交通省の原則論に反する運用をしている施設もある常況からすると…
この原則論はガイドライン的なもので厳格なものでなく、つまるところ、施設ごとの運用(車中泊歓迎、車中泊禁止ともに…)に従ってくださいね…
というニュアンスが感じられます。
この回答、正しくは…
「車中泊歓迎のインフォメーションをしている道の駅があればこの原則は除外します」
等の補足説明が必要な感じを受けます。
さもなければ…
「国土交通省の車中泊禁止の原則に反している車中泊歓迎の道の駅の存在は良いのか!」
という真逆の意見も出るかもしれません。
いずれにしましても、国土交通省の質問回答を十分理解しながら、道の駅個別の運用ルールを守り、マナー良く利用すれば問題に至ることはないのではと考えるようになりました。
▼画像は国土交通省ホームページから引用
全国展開の駐車場管理会社へ車中泊の可否について電話で確認してみました
さらに話は変わってしまいますが、誰もがご存知の駐車場管理会社へ車中泊の可否につき電話で確認をしてみました(キャンピングカーで車中泊をする際に場合によっては街中でコインパーク的な駐車場を利用する可能性がゼロではないことから尋ねた次第です)。
インターネットで公開している約款には、車中泊禁止という条項は入ってないので…
「車中泊は禁止ではないかもしれない…」
という期待も少なからずありました。
早速電話をしてみると、駐車場は車を止める場所なので、仮眠や車中泊をする場所ではないので、電話で「車中泊してもいいですか?」と聞かれるとお控えくださいというお願いになりますとくことでした(確かにそれはそうですね。建前がありますから…)。
「なぜそのような運用をしているのでしょうか。背景などありますか?」
と尋ねて見ると、駐車場は街中に設置されていることが多く、したがって、通行人が普通に徒歩しながらも車の窓から…
「運転席に中高齢の叔父さんが寝ている…何かあったのか?」
と警察や消防に通報することがあるらしいのです。
通報した通行人は悪意どころか善意から急病と思い通報するケースが多く、実際に急病を発していたことも過去にはあったそうですから、管理会社は対応せざるを得なくなるという苦慮する立場に至ることのようでした。
電話のやりとりで感じたことですが、管理会社としては、常時監視をしているわけではないので、リアルに契約違反を発見することは困難。
また、取り締まり権限を持っているわけではないので、上述のようなトラブルがなければグレーゾーンなのではないかと感じた次第です。
私の造語ですが今後は車中泊から仮眠泊(車中泊)と表現することにしました
以上までの検討の結果、施設を利用する際には、その施設のルールに従いマナー良く利用することが大切という結論に至りました。
今まで車中泊という言葉をブログの中で使用してきた私ですが、RVパークや湯パーク、車中泊を歓迎している道の駅など、公式に車中泊ができる施設ばかりでない現状を考慮し、なおかつ、誤解が生じないようにするため、「車中泊」から「車中仮眠泊」へ言葉の使いを改めようと思います。
▶︎「でなおし」ブログのキャンピングカーまとめ記事もご覧ください!
まとめ
長々と記述してしまったブログを最後までお読みいただきありがとうございました。
現在のところ、車中泊を歓迎する道の駅は一部にとどまっているニュアンスを受けますが、それらを考慮し、RVパークや湯パーク、さらに車中泊を歓迎している道の駅などを中心に施設利用を考えたいと思います。
一般のお客さんとキャンパー、バイク、大型車両など皆さんが共存できる施設利用の道が開けることを心から望んでおります。