お世話になります。パソコンに不慣れで中高齢な私です。

先日のこと…

久しぶりに発作性上室性頻拍が発生しました。

この病気は、大動脈弁閉鎖不全症の患者さんが発症することが多いといわれています。

私は大動脈弁閉鎖不全症(現在までのところ手術適用はなく連用する薬はなく経過観察中です)をもっていますので、この発作が発生することがあります。

今回は、発作時の血圧値が上昇したので、念のため救急病院を受診しました。

 

 




 

 

発作性上室性頻拍症とは

症状

「日本不整脈心電学会」のホームページが比較的わかりやすいと思いましたので、引用いたします。

突然始まる動悸で自覚し、脈拍が1分間に140回〜180回を記録することが多く、動悸が始まった直後から血圧が低下し、ふらつきやきつさを自覚します。

とされてます。

確かに私の症状は正にこの通りであり、突然始まった動悸とほぼ同時に体のきつさなどの自覚症状があります。

血圧値は低下傾向を示しますが、過去にふらつきの症状は出現したことはありません。

とにかく早い動悸のため、きつさと不安感が襲ってくるという感じです。

処置と予防など

私が実践して効果があった処置としては、息を堪えて力んだり、冷たい水を飲んだりすることです。

「日本不整脈心電学会」のホームページを確認すると同じことが記載されています。

患者さん自身で可能な処置としては、息こらえ(呼吸を止めた状態で、強く胸・腹に力を入れる)、冷たい水を飲むなどが安全に行えるものです。比較的簡単にすぐできるのでやってみると良いでしょう。

ただ、確実に発作が停止するかというとそうでもない気がしますので、やはり、薬物の服用による発作の停止が必要ではないでしょうか。

私の場合、「サンリズム50mg」を屯用処方されてますので、発作発生と同時に1錠服用

の後10分おきに1錠づつ合計3錠服用すると、大抵は20〜40分程度で発作は停止しますから、薬物の効果は大きいと考えてます(薬物の効果は個人差がありますから主治医の指示に従ってください)。

本来は連用を想定した「サンリズム50mg」なので予防効果を考慮すると連用が望ましいのかもしれませんが…

発作性上室性頻拍発作時の注意点

血圧の低下に注意

これは特に注意することが指摘されています。

頻脈(脈拍がとても早くなる状態)により、心臓が血液を体に送り出すことが困難になりますから、血圧が低下することがあります。

とくに脈拍が200前後以上になると血圧の低下が顕著になるようです。

したがって、横になったり、椅子に座ったりするなど安全な環境に身を置くことが大切です。

自動車運転中に発作が発生した場合は、すぐに停車し発作が停止するまで安静にする必要があるでしょう。

かかりつけ医や救急病院を受診

私が主治医から指示されていることとして、発作性上室性頻拍症が発生した場合、屯用の「サンリズム50mg」を3錠服用しても発作が停止しない場合、救急病院など診察を受けられる医療機関を受診することとされてます。

病院を受診すれば点滴により発作を止めることができるので受診のメリットは大きいでしょう(点滴治療は必ず停止するともいえないのでしょうが高率に発作が停止すると思われます)。

ただ、私の経験からは、発作発生から30分程度を経過しても発作が停止しなくて救急病院を受診するため移動している最中に、発作が停止してしまったことは何度かありました

つまり、「サンリズム50mgを服用しても効果が出現するには一定の時間が必要なのではないかという点です(服用なので消化管から吸収されますが、この点、点滴は血管に直接薬物を入れるので即効性は高いと思われます)。

いずれにしても、長時間の頻脈は不安全な状況ということと自身の体がきつくなるので、早めの受診が望まれます。

頻回に発生すると心臓の負担が増大

これは私の主治医から説明されたことですが、発作性上室性頻拍症そのものは命に関わる可能性は低いものの、発作が頻回すると心臓に負担がかかり将来的に心不全に繋がっていく可能性があるそうです。

確かに、発作そのものが心臓に負担をかけていること自体は理解できますので、主治医ご指摘の通りだと思います。

私の発作性上室性頻拍症

年に1〜3回程度の発生頻度

私の発生頻度は、年に1〜3回程度ですから、現状の対応以上の治療方針が示されてないと考えます。

頻回に発生すると、仕事にも影響が出てきますから、次の治療へと検討せざるを得ないと思います。

サンリズムカプセル50mgを屯用

現在私が処方されている薬は「サンリズムカプセル50mg」です。

この薬は基本的には連用されることが多いと思いますが、私の発作の発生頻度がそれほど多くないものですから、あくまで発作発生時に屯用するという前提ですが…

私にとっては発作に備えて常に所持している薬です。

カテーテル治療の検討

カテーテルアブレーションは根治することのできる有効な治療といわれています。

詳しいことは省きますが、発作時の心電図などからカテーテルアブレーションが有効か否か高率に判断可能なようで、私の心電図からは、ほぼ100%近く根治できるタイプと指摘されましたが、カテーテルアブレーション自体にも合併症があるので(脳梗塞など)、最終的には主治医との相談の結果だと思われます。

発生リスクが予想される場合はサンリズムカプセル50mgを服用?

これは今後の課題ですが、私の場合、発作性上室性頻拍症が発生した直前の状況を振り返ると…

そのほとんどが睡眠不足やストレスや疲れが溜まっていた時や、夏の脱水傾向にある時、寒い日に防寒対策が十分でない時など、一定の条件が揃うと発生するように思えます。

また、動作としては、横になった直後や手を上にあげたり、多く早い動作をした後なども重なっているように思えます。

そこで、本来連用が想定されている「サンリズムカプセル50mg」を上述の傾向にあるいわゆるハイリスク時など(ハイリスクが想定される場合を含みます)に予防的に服用するのは効果的なのではないかと思いました。

これについてはかかりつけ主治医の意見を聞かなくてはなりませんが、前向きな予防策として有益ではと思います。

主治医から同意を得られた場合には、予防的服用をすることにより、発生の確率が下がるという安心感も大きな産物なのかもしれません。

 

 

▶︎「でなおし」ブログの健康・医療まとめ記事もご覧ください!

 

 

 

 

まとめ

久しぶりに発生した発作性上室性頻拍症…

永く付き合っていかなくてはならない病気だけに、予防的薬の服用などで発生を抑えていきたいと思います。

くれぐれも主治医のご判断に従っていくことはいうまでもありませんが…

 

ブログ運営者:でなおし

私は、九州北部在住の地元企業に勤める50代会社員です。

50歳で早期退職する予定でしたが、退職届を提出する直前に脳出血を発症。退職は取りやめになり、1年間休職のあと復職し、現在に至ります。

ブログ運用は、2014年から開始。 

2020年3月には650記事に到達。カテゴリーを別ブログ(特化ブログ)として立ち上げ、4つのブログを運用しています。

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2019年7月、キャンピングカー(トイファクトリーアルコーバ:ハイエース)を購入し、妻と二人でキャンピングカーの旅を楽しんでます。

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